100年に一度、50年に一度あらわれるとも言われる奇跡の「双頭蓮」に出会えて ~喜光寺の蓮~

Hola Todosーー(^^♪
たくちゃんです

SNSで、奈良県の神社やお寺の投稿を拝見していて、ビックリしたのが、喜光寺の「双頭蓮」でした。こんな花、ほんとうにあるのかな? って!
画像処理して作られた画像だと、ネットの投稿を見ながら、初めは半信半疑で見ていました。
いちばん初めに見た投稿の花は、時が過ぎていたので、花が散ったようでした。
喜光寺には、まだ行ったことがなかったので、一度、お参りしようと思って、足を運びました。

「双頭蓮」が見れたらラッキーかも?

双頭蓮って、ふたつの花が並んでいるのではないのです。ひとつの茎にふたつの花が開いているのです。

通常、蓮の花は1茎に1つの花が咲くのが普通ですが、双頭蓮は1茎に2つの花が同時に咲く珍しいもので、「奇跡の蓮」と称されるほど希少です。双頭蓮は100年に一度、あるいは50年に一度しか姿を現さないとも言われ、その美しさと稀有さから多くの人々を魅了しています。

双頭蓮、見れたらラッキーなのです!!

お参りさせていただいたら、入り口で、双頭蓮。今日が一番いいかも? ってスタッフの方に教えていただきました。エッと思い、速足で境内を突き抜けました(笑)

この姿に槙野萬太郎もびっくりじゃないですか?

喜光寺では、平成7年(1995)から蓮の花の栽培に取り組み、現在では約80種類、250鉢の蓮が境内に咲き誇っています。仏教では蓮の花が清らかな花として古来より重要視されており、その象徴的な意味から大切に育てられてきました。蓮は泥の中から芽を出し、美しい花を咲かせることから、ドロドロとした俗世の苦しみの中からも清らかな美しさを表すものとして仏教の教えと共鳴しています。仏様の台座に蓮が用いられることからも、蓮の存在が仏教でいかに尊ばれてきたかが伺えます。

蓮の花言葉は「清らかな心」。

大輪の蓮が咲き誇る風景はまさに仏様の世界、浄土そのものです。
その美しい姿は、心に清らかな風を吹き込み、心身を癒やしてくれました。
ほんとうにきれいでした。そして写真を撮る方も「我先に」ではなく、譲り合いながら撮っていました。

蓮の花は午前中に花を開き、午後にはしっかりと花を閉じてしまいます。夏の朝の涼しさの中、境内を散策すると、一日の命を持つ蓮の儚さと美しさを感じることができることでしょう。

喜光寺で出会う奇跡の蓮は、稀少な存在でありながら、多くの人々に清らかな心を与え、感動を呼び起こしています。そして250鉢の美しい蓮の花が織りなす境内の風景は、心に深い感慨を刻み込むことでしょう。

ロータスロードは、八月上旬まで開催されています。

道も空いていて、思ったより早く着いちゃいました。お寺の門が開くころには、お寺の前の駐車場も、ほぼ埋まっていました。

喜光寺って、こんなすてきなお寺です。

お寺の境内の中央くらいに石仏さまが集められています。この石仏さま、お寺のあっちこっちにあった仏さまを一カ所に集められたそうです。江戸時代作の石仏もあるようです。

喜光寺(きこうじ)は、奈良市菅原町508に位置する歴史ある寺院です。
創建は721年(養老5年)に遡ります。始まりは、天平の僧行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が、寺史乙丸が寄進した旧宅に精舎を構えたことに始まります。この地は、平城京の右京三条三坊に位置し、通称「菅原の里」として知られ、当時は「菅原寺」と称されていました。
行基菩薩は後に東大寺の造営に参画し、喜光寺の本堂はその際の参考として建てられ、そのため「大仏殿の試みの堂」としても知られています。

748年(天平20年)、聖武天皇が喜光寺を訪れた際に、ご本尊から不思議な光明を感じ取られ、この出来事に喜ばれたことから「喜光寺」という名前が与えられたと伝えられています。以降、寺の名前は「菅原寺」から「喜光寺」へと改められました。

749年(天平21年)、行基菩薩は東南院において入寂(死去)しました。遺言により火葬され、母の墓のそばに埋葬されました。喜光寺はその後も広い寺領を所有していましたが、平安末期から鎌倉時代にかけて荒廃と衰退に見舞われました。

室町時代初期の1400年ごろに、本堂(金堂)が再建され、現在では国の重要文化財に指定されています。本堂は、平安時代後期の造像で、阿弥陀如来坐像が安置されており、現在も信仰の対象として大切にされています。

喜光寺は、歴史的背景とともに、行基菩薩による建立と聖武天皇による寺領寄進が織り交ぜられた由緒ある寺院として、多くの参拝者や観光客にとって貴重な場所となっています。現在も、古刹の格式を保ちながら、地域の信仰の中心として、多くの人々に愛されています。喜光寺の歴史と美しい建造物は、日本の宗教文化遺産を知る上で重要な存在であり、これからも多くの人々によって大切に守られることでしょう。

試みの大仏殿といわれる本堂

● ご本尊 阿弥陀如来坐像(平安時代) ご真言「おん あみりた ていせい からうん」 ご利益 こころとカラダの浄化
●脇侍 勢至菩薩坐像  (南北朝時代)ご真言 「おん さん ざんざん さく そわか」 ご利益 知恵を授かる、頭脳明瞭、イメージングで運気上昇、開運
●脇侍 観世音菩薩坐像 (南北朝時代)ご真言「おん あろりきゃ そわか」 ご利益 七難を免れる、健康長寿、病気平癒、夫婦円満、極楽往生

本堂内は、とても気持ちのいい空間になっています。
阿弥陀如来さまのお顔が、すごくおやさしい仏さまです。

睡蓮が咲く弁天池の真ん中に建つ弁天堂

宇賀神さまと辨財天さま。毎朝、朝護孫子寺でお世話になっている宇賀神さまが、喜光寺さまにもおられたのにはびっくり。金運なら、喜光寺の弁天堂です。

弁天池の睡蓮は、気を発している感じで、ピーンとしています。

● 宇賀神さま ご真言「おん うがやじゃや ぎゃらべい そわか」 ご利益 財をもたらす福神
● 辨財天さま ご真言「おん そらそばていえい そわか」 ご利益 金運アップ、芸術・学問力向上

喜光寺は、初めて双頭蓮のご縁もあってお参りしました。
とても気持ちのいいお寺で、住まいからも近いので、またお参りしたいと思います。

喜光寺ホームページ

暑い日が続いていますが、しあわせな楽しい、いい一日を(笑)

Por una Sonrisa
Gracias en Amigo