二十四節気「大暑」の朝、奥飛鳥・稲渕の棚田で自然を堪能し心身をリセットする至福のひととき

暑中お見舞い申し上げます (^^♪

たくちゃんです

本日7月23日(日)は、「大暑」です。

緑のじゅうたんのような棚田が広がっていました。青い雲と風にそよぐ稲。夏の風景にぴったりな感じでした。

連日、暑い日が続いて いつ梅雨明けするんだろう?
と思っていたら、何気ないタイミングで突然梅雨明け宣言されました(笑)
梅雨明けする前から、ダブル高気圧が接近とのことで、異常に気温の高い日が続きました。
せみをとる網を母に作ってもらって、走り回っていたこどもの頃から今を考えてみると
この36℃、37℃という気温は、想像できません。
これも人が勝手に地球の自然を壊したことから始まっているので、どうしようもないことですね。

それより気になるのは、気候の変動と共に動植物の生態系が変わることです。

二十四節気「大暑」って

日本の夏の中でもっとも厳しい暑さを迎える時期、「大暑」がやってきました。7月後半から8月前半に位置するこの二十四節気は、「大きく暑い」という意味を持ち、その名の通り、猛烈な暑さが私たちを襲います。

ただ昔の時間の流れと違って
春の訪れを知らせる桜が開花するのも早くなっているし、いろいろなことが早くなっています。
ただ暑さが抜けるのは、10月くらいなので、8月になれば「立秋」が近づいてきますが、暦通り気候は流れていないということです。

「大暑」が訪れるころ
日本各地では梅雨が明け、蒸し暑さと湿気が退散し、安定した夏空が広がります。さわやかな風に包まれるような日々は、夏の到来を実感させますが、一方でその陽射しは容赦なく私たちを熱く焼きつけます。暑さがピークに達し、太陽の光が街を照らす光景はまさに夏の風物詩です。

奥飛鳥の稲渕の棚田ですが、青い空とグリーンの棚田が、強い日差しに照らされて、まさに真夏と言った感じです。お昼間の移動はきびしいので、休日の早朝にリセットを兼ねて行くのがいいですね。

風水は、地理学! 仮説を立てて、現場で確認するのが一番の学び!

稲渕の棚田を見ながら歩いていると、蓮がたくさん咲いている池を見つけました。蓮が密集しているというのは、このことでしょうか?

風水って、よく「地理学」と言われるのですが
住まい周辺の地形を見たり、道路の流れを見たり、家の向きを見たり
学びの知識を活かして、いかに気の流れを感じれるかが、大切なのです。
特に、奈良県北部は、山に囲まれた盆地ですから、あっちこっちの神社、お寺にお参りしながら気の流れを考えるとけっこうおもしろいです。

地図で仮説を立てて、現地で確認する。

現地に行くと当然地図に反映されていない地形もあるわけですから
最終は、現場で確認するのが一番です。
この大暑の暑さも人によっては、邪気を抱くことにつながる気ですから
住まいを、いかに涼しく感じられるようにするか? 工夫が大切です。

大暑の期間に注意するポイント

この時期、私たちは暑さに負けずに様々な工夫を凝らし、暑さをしのぐ方法を模索します。
涼しい場所でのんびり過ごす、冷たい飲み物を楽しむ、そして、海や川に涼を求めるなど、それぞれが心地よい夏を満喫します。特に夏休みのシーズンとも重なり、家族や友人と楽しい思い出を作るために旅行やイベントを計画する方も多いことでしょう。

一方で、「大暑」はその猛烈な暑さから、熱中症や熱射病などの健康リスクが高まる季節でもあります。

暑さ対策を怠らず
こまめな水分補給や適切な休息を心掛けることが大切です。

また、身体だけでなく、心の健康も考慮し、ストレスを溜め込まないように心掛けることも必要となります。

「大暑」の期間は、その名の通り、次の節気である「立秋」に向けて、夏の終わりを告げる時でもあります。暑さに耐えながらも、自然は移ろいゆく季節の変化を知らせてくれます。2023年の「立秋」は8月8日(火)ですが、それに向けてのわずかな期間、私たちは夏の余熱を感じながらも、秋の気配を感じることができればいいのですが、ここ数年の傾向を考えると、残暑が厳しい夏が続くのではないでしょうか?

大暑の到来を迎えるたびに、私たちは季節の営みに寄り添いながら、暑さと向き合っています。心地よい夏の風景と共に、様々な思い出が刻まれることでしょう。大暑の時期には自然と共に過ごし、健やかに夏を過ごすことができるよう、暑さに負けない体力と精神力を養いましょう。

こんな大暑の対策として
邪気払いのひとつのツールである風鈴は、効果的です。

奈良県奥飛鳥の稲渕の棚田は、めちゃすてき!

稲渕の棚田が並ぶ地区は、棚田が山に囲まれて、凹みの部分に、階段状に棚田が並んでいる。まさに周辺の気のたまり場。川も近くに流れているので、青々とイキイキした稲が育っているのでしょう。

日本の歴史の中で、平安時代から室町時代にかけて開墾された稲渕の棚田は、300枚あまりの水田と畑によって形作られ、明日香村の美しい歴史的景観の一部を成しています。その豊かな自然と伝統的な農耕風景は、平成23年に重要文化的景観として指定されるほどの価値があると認められました。

稲渕の棚田は、今もなお農村の原風景を強く残しています。
ここでは、豊かな水源と独特な地形を活かし、古代から受け継がれた農耕の知恵と技術が息づいています。周囲を山々に囲まれた静かな風景の中で、田植えや稲刈りなどの季節の営みが行われ、一年を通して四季折々の風物詩が繰り広げられています。

特に秋の訪れには、棚田の畔や土手に咲く彼岸花が美しい景観を演出します。稲の穂が実り、黄金色に輝く田んぼと鮮やかな赤い彼岸花が共に調和し、まるで絵画のような風景を創り出します。彼岸花の儚げな美しさと棚田の古風な風景が重なり合う姿は、心に深い感動を呼び起こすことでしょう。

稲渕の棚田は、日本の棚田百選にも選ばれるほどの価値があります。
それは、ただ美しい風景だけでなく、農村の営みや歴史的背景を伝える貴重な存在です。訪れる人々は、現代の喧騒から離れ、自然と共に一体となる至福のひとときを過ごすことができるでしょう。道路は混みあうと思いますが、ぜひ秋に訪れるスポットのひとつとして考えてみてください。

奈良県景観資産「稲渕の棚田」紹介ページ