ならライフ 1400年間同じ場所に座っておられる飛鳥大仏のお寺

Hola Todosーー(^^♪

明日香村は、おもしろいスポット満載です。
楽しみながら、おぼろげに覚えている日本史の史実を思い出しながら
ここであの歴史で学んだことがあったんだと思うと、楽しくなってきます。

明日香村には、有名な古刹が点在していますが
飛鳥坐神社から少し離れたところに代表的なお寺の一つ「飛鳥寺」があります。

飛鳥寺は596年に曽我馬子が創建した日本最古のお寺と云われています。
寺名も「法興寺」「元興寺(がんごうじ)」「飛鳥寺」と呼ばれ

現在は「安居院(あんごいん)」と呼ばれています。

飛鳥寺と言えば、祀られている御本尊の飛鳥大仏が有名です。

飛鳥寺は、昔は、曽我馬子の権力を示すような壮大な伽藍だったようです。
現在は、講堂といくつかの遺跡を残すのみのこじんまりとしたお寺ですが
歴史ファンにとっては、たまらないお寺です。
曽我馬子と言えば、日本史の教科書に出てきた人でうっすらと覚えています。
「馬子」と言われていたので
日本史の授業で学んだ時は。女性の方だと思っていました(笑)

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正面の門を入っていくと、きれいなこじんまりとした庭が広がります。お年寄りがベンチに座ってのんびり話す過ごす姿が目につきました。

 
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御本尊の飛鳥大仏が祀られている講堂です。現在の講堂は、江戸時代に再建されたと言われています。

講堂に祀ってある飛鳥大仏は606年に推古天皇が帰化された仏師に造らせたそうです。

推古天皇も、日本史でよく聞いたお名前です。

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講堂内に入ると飛鳥大仏のお話しなど案内の方が丁寧に説明してくれます。また普通のお寺は撮影禁止ですが、飛鳥寺は「写真撮影OK」なのでありがたいことです。

飛鳥大仏は
説明されたお話しを聞いていると
「二度にわたる火災にあい、お堂も焼けてしまい一時は野ざらし状態になったことがある」
そうです。

驚いたのは、1400年間同じ場所に座っている!!

というお話しには、びっくりしました。
飛鳥大仏はこんな苦難の中
開眼当時のものは頭部の上半分・左耳・指の一部のみで、後に補修されて、今の世につながっているということです。なのでじっくり見てみるとつぎはぎされています。
こんな仏様なので国宝にも指定されていません。
つぎはぎされているから国宝に指定されていないのかわかりませんが

1400年間、ここに鎮座されて国を守っていただいていることから
国宝にしてもいいんじゃない?

と思います。飛鳥大仏は、何人もの人がこの飛鳥大仏にいろいろな思いを込めて補修されているのですごいパワーを持っておられると思います。

飛鳥大仏の特徴として手の指と指の間に水鳥の足のようにひだがついているそうで・・・

「何人たりとももらさず救い上げる」

という仏の教えを表しているそうです。
この大仏様は、じっと見ていると何か?ほかの仏像と違う温かさがあるのです。
それは1400年、この大仏様にお願いしてきたいろいろな人の思いじゃないかな?

ほんとうにありがたい大仏様です!!

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大仏の左右には、向かって左側には、室町時代の木造の「聖徳太子孝養像」
向かって右側には、藤原時代末期(12世紀)の「阿弥陀如来像」が安置されています。
両像とも、すごく時代を感じます。
じっくり見ながら、語りかけると飛鳥大仏と同じように温かみを感じます。

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飛鳥寺の裏側を出ると蘇我入鹿の首塚があります。

飛鳥寺は、蘇我氏の氏寺です。
当時は、飛鳥寺の横に蘇我氏の大きなお屋敷があったそうです。
この場所は「大化の改新」を起こした中大兄皇子と中臣鎌足が
蹴鞠会で最初に出会った地と伝えられています。
そして蘇我入鹿が暗殺されたところで
そして「大化の改新」につながっていったということです。

飛鳥には、そんな歴史ロマンが、あっちこっちに満載している地です。

飛鳥という地名を聞くだけで、「古代」日本をイメージします。
飛鳥寺の近くには、聖徳太子がお生まれになった橘寺
有名な石舞台もあったり、すごくロマンを感じます。

今の日本は、そんな歴史の上に立っているわけですから
一度、飛鳥にも足を伸ばされることおススメです。

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