実際住んで感じている自然と歴史が彩る奈良暮らしの魅力と課題

みなさん、こんにちはーー(^^♪
予祝風水師 たくちゃんです

映画『サンセット・サンライズ』を観て、地方での生活の楽しさを改めて感じた方も多いのではないでしょうか?私は4年前に大阪から奈良へ移り住みましたが、ひと山越えるだけで、驚くほど異なる生活環境に気づかされました。今回は、そんな都市部と地方の暮らしの魅力と課題について、実際に経験したことを交えながら語ってみたいと思います。

サンセットサンライズは、コロナ感染拡大で、主人公が会社に出勤できず制限された働き方の中で、地方に移り住み、オンラインを活用した環境で業務をこなす姿が描かれていました。

まさにネット環境とパソコンさえあれば、どこでも業務出来るオンライン!

当時は、オンラインでの業務環境を取り入れる企業が多かったのですが、現在では、コロナ前のような業務環境に戻っている企業がたいはんです。僕は、オンラインでお話ししたりしていますが

せっかくのチャンス、もったいないなぁ? 

って思ってます。だってオンラインでつなげることができれば、いい環境で仕事ができるわけですから(笑)そして地方の魅力を楽しむことが出来ます。
でも地方に住んでみると現実の課題に目を向けると、さまざまな改善の余地が見えてきます。

サンセットサンライズは、南三陸の「宇陀濱」に移り住む物語。空き家問題もクローズアップしていました。空き家問題をうまく利用できれば、地方移住の魅力も上がるのでは?

風水の仕事をしているので、住んでいる人の口コミはよく見て、改善が必要な環境について目にして考えたりします。
数例あげてみると・・・

40代男性の口コミ
今の年齢では不便を感じていないが、歳を取ると買い物に困るかもしれない
30代男性の口コミ
買い物に不自由しない程度に田舎だが、電車で移動すれば、都市部にもすぐ出れることは便利
40代女性の口コミ
基本的には住みやすいが、車移動は道が狭かったり混雑するので短い距離でも時間がかかります。小中学校は高台に新設され人数も増え、グラウンドが出来ていないのに開校して運動場が使えないので生徒がかわいそう。
50代女性の口コミ
程よく田舎なところは気に入っているが、坂が多い、バスの本数が少ない。車がないとどこにも行けない。スーパーも少ない。飲み屋さんがたくさんあるが、カフェやランチができるようなお店がない。子育て環境は良い。
30代女性の口コミ
都会のように人がおおいわけでなく、適度に静かなので住むには最適。
30代男性の口コミ
環境はとてもいいけど、働く環境が整っておらず仕事がない。

奈良に引っ越してわかった“地方あるある”

奈良県内を車で走っているとよく道の駅を見かけます。この道の駅で販売される野菜、果物が新鮮で、さらに安いので魅力的です。さらにその地域でしか見れない食材も並んでいたりします。

地方暮らしの大きな魅力は、やはり自然と静けさ、そして歴史的な風景です。
奈良の四季折々の美しい景色や、歴史深い神社仏閣は、住んでみないとわからない感動があります。朝、鳥のさえずりで目を覚まし—そんなシンプルな幸せを感じる日々です。
僕は、神社、お寺が大好きなので、大阪に住んでいた頃より、時間をあまり気にせずお参り出来るので社寺ライフを楽しんでいます(笑)

しかし、一方で感じるのは、都市部と比べてインフラが整っていない現実です。引っ越してきた頃は、大きなギャップを感じました。
まず、食料品店などのスーパーが近くにないという問題。
これを買物難民というのかな? と思いながら、地元の方たちは“買い物難民”と呼ばれる状況に直面しており、車を持っていないと日常生活すらままならないこともあります。そして、電気やガスといったライフラインだけでなく、オンライン環境の電波状況が悪いエリアもあるのが現状です。
動画を観るどころか、スマホからメールすら送れない…そんな経験をしたことのある方もいるのでは? スマホが現代の必需品になっている現在、電波環境を整える必要性があります。

道路事情—細すぎて車でスリル満点?(笑)

幹線道路でもラインが消えていたり、細い道はあるのですが、そこからさらに一歩入ると、細い道に入ったりで、昔からの街並みなので、道路環境には、注意が必要です。

奈良を車で走ると、まるで忍者の隠れ道のように細い道路に遭遇することがよくあります。
一方通行に見えるのに実は対向車が来る…そんなスリリングな体験が日常茶飯事。道が狭すぎて引き返せない状況でハンドルを握ると、まるでアクション映画の主人公になった気分です。でも、これもまた地方の“味”なのかもしれませんね。ただハンドルを握る年輩の方のことを考えると、改善が必要です。

地方に魅力的な仕事と文化を!環境作り

地方には積み重ねてきた魅力的な「文化」があります。その文化から仕事を捻出、創出することを考えてみるのもいいのでは?

「地方って、素敵な自然や文化があるけど、働き先が少ないから住むのは難しい…」そんなイメージ、ありませんか? でも、最近は違うんです! 働く環境を整えて、若い世代を引き寄せる地方都市が増えてきているんですよ。

これによって、「オシャレなカフェで仕事して、終わったら海辺整備でリフレッシュ!」なんてライフスタイルも実現可能に!リノベーションしたオフィスなんかもあって、写真映えもバッチリ。思わずインスタにアップされたりもしています。

逆に、地方にはその土地ならではの文化的な魅力がいっぱいあります。お祭りや伝統工芸、地元ならではの食文化など、見て聞いて学ぶたびに、「ここ、おもしろい!」と心そこに仕事やイベントを絡めれば、さらに地域全体が活性化します。

地方移住は「つまらなそう」なんて想定はもう卒業!自然も、文化も、そして仕事も楽しい暮らしが待っていますよ。

地方を笑顔にするために必要なこと

自治体は地方の魅力を伝えるイベントを積極的に開催していますが、実際に住む人たちが笑顔で暮らせる環境を作ることが先決です。イベントって、販売促進の仕事をしてきたので、あくまでスポット的な短期の手法です。住む人たちが笑顔になる環境は、長期的なのです。
その地域に住むということは長期的な問題ですから、地域にイベントで人を集めるより、長期的な手法に、重きを置くことで笑顔になるその辺の手法がチグハグになっているように感じます。
具体的には、次のような取り組みが必要だと感じます。

魅力を再発見する旅

奈良には、歴史上、自然環境上の有名なスポットはたくさんあります。地元の人と話していると知られないスポットもたくさんあります。それが魅力です。

もちろん、地方には都市部にはない魅力がたくさんあります。奈良の美しい山々や、歴史を感じる神社仏閣に触れると、日本の豊かさを実感します。地元の方々の温かさや、手作りの郷土料理にも心が癒されます。これらの魅力をもっと発信していくことで、地方に興味を持つ人が増えるのではないでしょうか。

都市部から地方移住を考える人の参考になるかな?(笑)

地方暮らしには、都市部では味わえない良さが詰まっていますが、課題もあります。それでも、地域の生活環境が整い、魅力がさらに発信されることで、きっと地方移住への関心は高まるはず。奈良での生活を通じて感じたことを基に、これからも地方の魅力を楽しく伝えていきたいと思います。

自然の美しさと歴史の重み—これを守りながら、笑顔あふれる地方を目指して、皆さんも一緒に考えてみませんか? 地方に移住することで、メリットも考えられるのです。

● 災害リスクの分散
最近の災害ニュースでも分かるように、都市は被災のリスクが高い地域です。しかし、人や資源が分散していれば、他地域が被災地の役割を補えます。災害時のサポート体制が大幅に向上するのです。

● 自給率の向上
都市に人が集中することで減った食料自給率。地方に人が移動すれば、地方で農業や漁業が活性化するため、地元で生産された新鮮な食材がより手に入りやすくなります。また、地産地消が進むことで輸送コストが削減され、環境への負荷も軽減されます。さらに、農業だけでなく、林業や漁業といった地域ごとの特色を生かした産業が活性化することで、地域全体の経済も潤います。地元食材で作られた料理は、健康面でも注目されるポイントですし、インスタ映えも間違いなしですよ!
奈良県には、道の駅がたくさんあるので、僕もスーパー代わりに新鮮な野菜や果物を購入するのに利用しています。しかも値段は安い!!そして地方でないと目にしない食材もあったりします。

奈良という地域事情を考えると、東京などでも1時間かけて出勤される姿をよくテレビなどのメディアで見ますが、奈良から大阪なら鉄道、車を使えば十分通勤、通学することも出来ます。
奈良の素晴らしい自然環境で、心身を癒しながら、都市部で仕事をするのも可能です。
そのためのポイントを五つ考えてみました。

【魅力ある地方都市への5つのポイント】

  1. テレワーク環境の整備を加速
    地方での高速インターネット接続の提供や、オンライン会議システムの利用促進が鍵となります。これにより、都市部にいなくても仕事ができる環境が整います。ただ地域によっては、圏外の場所が、ところどころあるので改善が必要です。
  2. 交通の利便性向上
    ローカル鉄道や地域バス路線の拡充、さらに自転車専用レーンの設置を進められています。奈良県内では、休日などには、自転車でサイクリングして楽しんでいる人の姿をよく見かけます。そして何より道路の再整備が、交通利便性の向上につながり、地方でも移動が簡単になり、日常生活が快適になります。
  3. 地域経済の活性化
    地元企業との連携や起業支援プログラムの提供が重要です。例えば、特産品を活かしたビジネスモデルの提案や、地方に特化したマーケティング支援が挙げられます。そこから新たな魅力的な仕事の捻出。仕事の捻出により、魅力を感じた人が地方に移動されることにつながりかもしれません。
  4. 大都市からの移住の背中押し
    地方移住を後押しするための補助金や税制優遇措置が効果的です。これは、よくメディアでも紹介され成功例もあげられています。その成功例を参考にすること。並行して、電気、水道、ガス、買物の場の提供などライフラインの整備が必要だと実際住まいして感じることです。
  5. 地域の改善プロジェクトの支援
    地元住民と協力した自然保護活動や、観光地のリニューアルプロジェクトが挙げられます。これにより、地域が持つ魅力をさらに引き出すことができます。

都市部から地方へ 現状を考えると、都市部に仕事がかたよっている日本という国を調和させる鍵のように考えます。若い人は、都市部に集中し、地方は、年配の方が残され、空き家も目立ち始めています。いろいろな問題がクローズアップされる中で、地方の魅力を伝えることが大切!

現在の経済状況を考えると、一番重要なことは、仕事の創出、捻出ですね。

今日も「 TRANQUILO 」「あっせんなよ!」
人生の冒険、楽しんでくださいね!